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【DTM】DTMerのMac買い替え事情。M1チップ搭載モデル、macOS Big Surとの向き合い方

先日、中古のintel版iMacを購入し、購入時のmacOS Catalinaのまま、Big Surにアップデートせず運用しています。

いま、MacはM1チップ搭載モデルへの転換の過渡期で、同時に、OSもM1チップに最適化されたBig Surが登場しています。

マシンの買い替えを検討しているMac派DTMerには、どのタイミングで、どのマシンに切り替えるか、非常に悩ましい時期が続いています。

とりあえず最新のMacを買っておけば大丈夫でしょ!という方や、手持ちのMacのOSを何の気無しにアップデートしようとしている方にお伝えしたい。「早まるな」と。

あくまでDTMer向けの話になりますが、MacでのDTM歴8年になる筆者が、2021年現在のMacの買い替えについて個人的な見解をまとめておきたいと思います。

DTM初心者は最新モデルで始めてもいいかも。機器の互換性には注意。

DTMをこれから始める初心者で、まだソフト音源などを何も持っていないまっさらな状態なら、最新環境であるM1搭載Mac + OS Big Surで始めてもいいと思います。

そもそも新規で始めるとなれば、WindowsでCubaseなどのDAWを使うのも良いと思うのですが、その辺りはお好みで。Logic Proに関してはアプリ価格が比較的安いし、プリセットが充実しているので、初期投資が控えめに済む点はおすすめです。

DAWの選択についての話はまた改めてするとして、今からMacでDTMを始めるなら、最新モデルのMacで、Garage BandやLogic Proのような純正DAWで遊んでみるというのはアリです。

プリセット音源なら現段階でも動作が保証されていますし、プリセット音源で操作に慣れていけば、そこそこ上達してプラグインを増やしていきたくなる頃には、M1チップやBig Surへの各デベロッパの対応ももう少しは進んでいるだろうと思います。ついでに、自分の環境に対応しているものを選んで導入できるくらいのリテラシーも身に付いているはず。

注意点としては、打ち込みよりも宅録をメインにしたい場合、プラグインの互換性以上に、接続するオーディオインターフェースやマイクなどのハードウェアの対応状況を気にする必要があるということでしょう。そうなると、やっぱり最新モデルだと危ないかも、という判断になってきます。

中級者以上は、最新モデルはメイン機にするにはまだ早い。サブ機ならあり。

すでにプラグインなどを買い揃えていて、自分なりの決まった制作環境がある程度出来上がっている中級者以上のDTMerには、現状、メイン機の新型モデルへの買い替えやOSのメジャーアップデートは安易におすすめできません

OS Big Surに関しては、機器やDAWの対応は進んできているものの、サードパーティ製のプラグインはまだまだ非対応が多い状況です。

実際に今回、公式Apple Storeから新品のiMacを買うことも考えて、Big Surの対応状況を調べてみたら、ほぼ毎回挿しているお気に入りプラグインであるzynaptics「INTENSITY」がやっとCatalinaへの対応を完了したところでした。現状、筆者の環境でDTM用途のメイン機にするには話にならない段階です。

さらに、M1チップ搭載モデルに関しては、OS以上に各社の対応が追いついていません。Big Surにはなんとか対応していても、intel版Macでの運用限定になっている場合もあります。

Logicなどの純正DAW自体はもちろんBig SurでもM1チップ搭載モデルでも動作保証されていますから、サードパーティ製プラグインの動作検証と今後の移行用に、サブ機として導入するならありだと思います。メイン機にする場合はよく考えて。

安定択はIntel版をCatalina運用。Intel版ならBig Sur運用でなんとかなるかも…?

2021年春現在、DTM目的のMac選びについて、筆者が色々調べて個人的に導き出した最適解はやっぱり「状態のいい中古で、intel版で工場出荷時OS Catalinaのマシンを確保する」です。

実際それをやって、スムーズに作業環境を移行できて、最高に満足しています。シンプルにマシンスペックが上がった形で、前環境からも互換性の問題は気になりません。安定感があって非常に良いです。

とはいえ、希望するスペックのものが運良く中古市場で見つかるとも限りません。そうなると次善の策としては「まだ公式ストアで買えるIntel版モデルのマシンを買って、OSはBig Surでなんとかする」というのが落とし所でしょうか。

サードパーティ製プラグインも、Catalinaほどではないにしても、Big Surでも動くものがあります。ただし、intel版でさえあれば。M1チップへの対応がまだまだ進んでいない以上、M1チップへの乗り換えというハード面の問題の方が、OSの問題以上にDTMerにとって悩ましい問題です。

「M1チップ搭載かつBig Sur」の最新環境から少し落とすだけでも、互換性の面では良さそう。

身も蓋もない話をしてしまえば、そもそもMacでDTMし続ける自体がリスキーなのかもしれません。ソフト面もハード面もマシン環境の変化が激しすぎて、Mac派のDTMerには厳しい時代になっています。手放しにはオススメできるものではありません。WindowsでCubase使っておくのが安泰な気がします。

それでも、LogicとMacを愛しているので、わたしはMac使うんですけどね。