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【DTM】新型iMacを待たず、intel版の現行モデルをあえて中古で買った話

うおぉぉぉぉぉ iMacポチった!よ!

久しぶりに大きな買い物をした妙なテンションで、この前書きをしたためています。

たくさん調べて、考えて、迷って、ようやく決めました。長かった。

Macの買い替えを検討しているDTMerは、状態の良いものが中古市場に出回っているうちに、intel搭載のMacを確保しておいた方がいいかもしれません。

Mac派DTMer向けのニッチな購入レポとして、誰かのお役に立てばうれしいです。

DTMer特有のOSアプデ・Mac買い替え事情

MacでDTM環境を構築する上で、OSのアップデートやMacの買い替えの際に、絶対に考えなければならないことがあります。ざっくり3つ。

  1. DAWが対応しているかどうか
  2. 機材が対応しているかどうか
  3. プラグインが対応しているかどうか

総じて、互換性の問題ですね。

特に3がきつい。サードパーティ製プラグインの対応は、最新環境から1〜2年ほど遅れます。DTMerの場合は、このタイムラグを考慮して、自分の作業環境のアップデート方針を決める必要があります。

単純にマシンスペックの高い新型モデルが出ても、それに安易に飛びつくと、今まで構築できていた作業環境が全く再現できなくなるリスクがあるわけです。

DTMerは、どれだけ巷で評価が高くても新製品発売の祭りに踊らされてはいけないのです…!

DTMでの動作の安定性を重視するなら、基本的には最新より一つ前、周回遅れの環境で止まっておくのが無難というのが通説でしょう。

なんならCatalinaも、リリース当初からDTM関連の不具合が多発していて、あまり相性が良くないと言われていました。今やっと各デベロッパのCatalinaへの対応が出揃ったくらいのスピード感です。

なぜこのタイミングで買い換えたのか

先に述べたDTMer特有の事情を前提として、今回、このタイミングでの購入に踏み切った経緯をもう少し詳しくお話しします。

現状の作業環境がもう限界

一番の理由としては、単純にもう待てなかったからです。現在の作業環境に不満があって、早急に解決したかった。M1チップ搭載・OS Big Surの新型モデルを待って買ったとしても、そこから各デベロッパの対応が完了するまで寝かせておく余裕はありませんでした。

元のメイン機はMacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013)。気づけば7年使っていて、さすがに古くなってきました。ハード面もソフト面もタフな使い方をしていた割に、特に目立った不具合がなかったのは幸いだと言っていいくらい。

とはいえDTM歴も長くなってきて、トラックを重ねまくったり、大容量のオーケストラ音源なども扱い始めたりすると、当時のフルスペック機とはいえ不便を感じるようになってきました。

また、大学院修了とコロナ禍でPCを持ち出す機会が激減し、メイン機がノートPCである必要がなくなったので、快適さを重視して、作業環境をデスクトップに移行したかったこともあります。

というわけでそろそろ替えたいとずっと思いながら、ズルズルと決断を先送りにしていたところ、重い腰を上げた次第です。現メイン機が壊れたら終わりだし(怖すぎる)。買いたい時が買い替え時。

新型iMac登場で、intel Mac 難民になるリスクがある

新型iMacが発売すると、公式のApple Storeではintel搭載モデルを買えなくなります。

すでに公式Apple Storeの商品は基本的にOS Big Surになっています。工場出荷時のOSからダウングレードは動作保証がないので、いま新品でMacを買うとソフト面はBig Surで運用しなければならないのに、さらにハード面までM1チップ搭載の最新モデルとなると、人柱になる覚悟が必要になってきます。

本来の最善策としては「最後のintel搭載Mac発売から、OS Big Sur実装までの期間に、公式で新品のintel搭載Mac(工場出荷時OS Catalina入り)を買う」というのがベストだったかもしれません。過ぎたことは仕方ない。

中古市場でのご縁

最大の決め手は、中古でほぼ理想的な筐体(しかも美品)を見つけることができたことでした。

こればかりは運とタイミングですが、求める条件が明確なら、それに合うものが見つかれば思い切って押さえておきたいですね。

重視した条件と、実際に購入したモデル。

iMac (Retina 5K, 27-inch, 2020)

生活スタイルが変わって常にハイスペックなPCを持ち歩く必要がなくなったこと、作業効率向上のために大きな画面が欲しかったことから、メイン環境をデスクトップに移行することにしました。最後のintel搭載iMacになるであろうモデル、さすがに完成度が高く、安定していると評価が高いようです。

OS Catalina

中古を購入した最大の理由がこれ。「工場出荷時OS Big Sur入りのintel搭載iMac」はまだ公式での注文が間に合う時期でしたが、OSアプデ前の「工場出荷時OS Catalina入りのintel搭載iMac」はもう中古市場にしかない状況でした。

上位モデル

プロセッサは、3.8 GHz 8コアIntel Core i7 の上位モデル。

中位モデル以上で探していました。上振れはOKです。

VESAマウント

通常版のスタンドが付いておらず、別売のモニターアームで設置するタイプの、公式サイト限定カスタムです。中古で買う上でこの条件が一番難しくて、最悪妥協してもいいかなとは思っていましたが、運良く見つかったので万々歳。

VESAマウントの何が良いって、通常のスタンドより低い、机上ギリギリの位置に画面を置けるようになるので、肩こり対策になるということ。ついでに安定性が高いので、地震対策もばっちりです。

モニターアームについてはまた別記事にします。

メモリ64GB

最初から64GB搭載のモデルです。ただ、当初の予定では自分で増設するつもりだったので、正直8GBでよかった部分です。割高にはなりますが、オーバースペックであって不足はないということで、他の条件が完璧だったこともあり、ここは妥協点としました。

Retinaディスプレイ

この時期のiMacは新しく「Nano-textureガラス」仕様のディスプレイを選択可能なモデルでしたが、専用の布でしか拭けないなど、制限が多くて面倒くさかったので、見慣れたRetinaディスプレイで考えていました。

さいごに一言

そんなわけで、DTMerによるiMacの購入レポでした。使用感などは、しばらく使い込んでから改めて記事にしようと思います。

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