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『悪魔執事と黒い猫(あくねこ)』リリース!執事が現実生活をサポートしてくれる、新感覚ノベルゲーム。

『狼ゲーム』などで知られる「スタジオわさび」さんの新作アプリ『悪魔執事と黒い猫』 をプレイしてみました。プレイしてみたというか、生活に実装してみた。

不穏な空気が垣間見えるノベルゲームでありながら、ライフハックや癒し系アプリの要素がある、ちょっと不思議なゲームです。

好きな執事に褒められながら、ゆるやかに現実の日常生活を改善してくれる。機能面では惜しい点も多いものの、ゲーム体験の拡張としてかなり楽しんでいます。

今回は、そんな『あくねこ』のリリース1週間時点でのプレイ感想を書いていきます。

悪魔執事と黒い猫:ストレスを癒やし、メンタルを癒やすゲーム

悪魔執事と黒い猫:ストレスを癒やし、メンタルを癒やすゲーム

Kousuke Wakayama無料posted withアプリーチ

『悪魔執事と黒い猫(あくねこ)』とは

『悪魔執事と黒い猫(あくねこ)』は、2021年12月24日に、iOS/Androidでリリースされたアプリゲーム。

ノベル形式でメインストーリーとキャラストーリーが実装されており、戦闘や育成などのタスクはありません。今のところ、ただ好きな執事を愛でて着せ替えたり、お話ししたり、作業を見守ってもらったりする癒し系アプリです。自律神経が整いそう。

開発のスタジオわさびさんといえば、デスゲームや推理ものを得意としているデベロッパーですが、今回はだいぶ違うコンセプト。

ミステリアスな世界観や、不穏な伏線を貼ってきていることから、これから鬱展開とかあるんでしょうか。最終的に癒しアプリであってほしい。

執事が現実生活をサポートしてくれる

プレイヤーは屋敷の主となり、異世界と現実世界を行き来して生活します。屋敷に仕える13人の個性的な執事たちの中から、好きなキャラを選んで(いつでも変更可)、現実の生活をサポートしてもらうことができます。

ホーム画面の執事をタップして話すと、労いの言葉をかけてくれたり、ストレス解消や健康維持のための豆知識、レシピなどを教えてくれたりします。

また、ストレッチや瞑想、散歩のメニューがあり、話していると時々勧めてくれます(自発的に好きなときに行うこともできる)。起床時や就寝時の日課に設定すると、会話中に「やりますか?」と提案してくれます。あまり気分じゃなくても、なんか断りにくくてやっちゃう。良いシステム。

他にも、作業時間を設定して、一緒に作業するモードなどがあります。

「大丈夫。大丈夫ですよ」

執事との会話は、どれもあったかい。日々のちょっとしたことを褒めたり労ったりしてくれる。生きててえらい、とストレートに全肯定です。単純な声かけながらも、自己肯定感が上がりそう。絶対、メンタルヘルスに良い。

テキストだけでなく、要所要所で入るボイスも良くて、落ち着いて穏やかに「大丈夫。大丈夫ですよ」と語りかけてくれたり、元気な明るい声で「凄いですね!」と励ましてくれたりして癒されます。

着せ替え機能が楽しい

執事の着せ替え機能が充実していて、これがかなり楽しくてやめ時がわからない。好きにコーディネートして、背景や枠、ポーズを選んで画像を保存・シェアするところまでできるようになっています。

初期衣装も各キャラに対して固定ではないので、衣装の揃っていない序盤から、シャッフルすることで十分に着せ替えを楽しめます。

衣装の入手方法はガチャのほか、ホーム画面でランダムに出現するボーナスでも手に入れることができます。季節限定の衣装もこの方法で無料配布される良心的な仕様。リリース以降、既にクリスマスのサンタ衣装と、お正月の正装が配布されました。

ガチャを引かなくても全13キャラを使える

ガチャを引かなくても、好きなときに好きな執事を選んでホーム画面に置くことができます。メインストーリーを読み進めることで、全13キャラが解放されます。

ガチャで排出するのは各キャラの追加ストーリーと着せ替え衣装なので、ゲームを進める分にはガチャを引かなくても何の支障もありません。というか、そもそもキャラ育成や戦闘の必要がないので、一生懸命進めるものがない。

ライフハック系の機能は色々惜しい

現状、ライフハック系の機能には、カスタマイズ性と使い勝手にがあります。

リリース直後時点で気になっている点は、こんな感じ。

  • 任意の習慣を設定できない(瞑想・ストレッチ・散歩だけ)
  • 作業時間について、30分未満のタスクやポモドーロ等を設定できない
  • 平日を毎日同じリズムで繰り返す以外の、不規則なライフスタイルに対応しにくい
  • iOS版でGoogleカレンダーを読み込めない
  • ホーム画面や作業時のBGMを選べない

様々な機能を広く浅く実装していて、それぞれの機能に上位互換になるアプリが存在するので、さすがに機能面のみで『あくねこ』を採用する理由は薄いです。が、キャラに魅力を感じるなら、他のアプリと併用して使うことで、楽しみながらゆるく生活改善できる。絶妙な立ち位置のアプリだと思います。

日常生活へゆるく拡張するゲーム体験

あくねこのユーザー体験は「ライフハック系アプリとして、ストーリー付きの魅力的なコンシェルジュがついている」というよりは「ゲーム体験の拡張として、キャラが現実の日常生活に干渉してくる」という感じ。

ゲームの中のキャラが現実世界の自分に語りかけてきて、ゆるやかに生活へ溶け込んでくる。日々とにかくポジティブな声かけを連発してくれるので、それだけでも日々の癒しになります。

機能面の利便性は、今後のアップデートに期待したいところです。本編シナリオの追加も楽しみ。引き続き推していきたいアプリです。

作品情報

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