パル@IVRC2015「ニョキニョキ豆の木」の中の人です。

IVRCといえば、バーチャルリアリティ研究を志す学生の登竜門として知られる国際コンテスト。修士1年だった2015年に、研究室の同期チームでIVRCに参加しました。

ニョキニョキ豆の木」というバーチャル豆の木登り体験の作品を出して、準優勝にあたる日本VR学会賞と、フランスで展示させてもらえるLaval Virtual賞を受賞しました。優勝はなりませんでしたが、チームでやってきたことが、試行錯誤を経て一定の成果につながったことで、数々の学びを得ました。

というわけで、これからIVRCに参加したい学生のみなさん向けに、IVRC2015を戦って得た教訓やノウハウを「IVRCを攻略する」シリーズとしてまとめていきます。

初回は、作品の出来を左右するチーム編成の3つのコツ

1. 多様性を重視する

まず、メンバーの多様性。得意分野がそれぞれ異なるメンバーを集めることは、作業分担の面で効果的です。エンジニアでも、得意な分野は人それぞれ。ソフトウェアとハードウェア、それぞれで得意な人がいると捗ります。

また、ものづくりだからといってエンジニアの技術力だけで上手くいくかというと、そうとは限りません。他にもディレクター気質の人がいるとスムーズなチーム運営でプロジェクトが進みやすくなるし、デザイナーがいると、展示のクオリティが上がります。

多様性あふれるメンバーを集めて、死角のないチームをつくりましょう。

2. 必要な人材を巻き込む

最初の企画段階では少人数で始めることも多いと思います。が、開発が進むにつれて、人手が足りなくなるということはよくあります。既存メンバーのスキルでは対応しきれない問題が出てくることもあるでしょう。

そんなときは「途中からでも、必要に応じて仲間を増やす」ことを考えてみてください。必要なスキルを持っている人は、どんどん巻き込みましょう。ONE PIECEみたいな感じで。

3. ラボ畜を集める

結局のところ、IVRCは限られた期間でどこまでできるかという勝負になってきます。社畜ならぬラボ畜こそ、貴重な戦力になります。

決して根性論を唱えるわけではありません。が、限られた開発期間で高いレベルのものづくりをしようとする以上、少なくともIVRCの期間中は、多大な時間と労力をそこに費やす必要がある。これをチームで共有できているかどうか。

IVRCに打ち込めない人がチーム内にいると、そのしわ寄せが他のメンバーに行ってしまいます。その点、メンバー全員が生活の比重をラボに置くことを厭わない人間であれば、作業負担の不公平感が出にくいので、チームないのモチベーションの低下が防ぎやすくなります。

実際に、IVRCでの活動にリソースを割けるかどうか?これから長い戦いを共にする上では、すごく重要なことです。何日ラボ泊したか覚えていないくらいだけど、チームで心血注いでものづくりに没頭するのは青春そのもので、振り返ればそこまで没頭できて、最高に楽しいものでした。

まとめ

以上、1. 多様性を重視する、2. 必要な人材を巻き込む、3. ラボ畜を集めるというチーム編成3つのコツをご紹介しました。

チーム編成のやり方は千差万別ですが、数ある方策の一つとして考えてみてはどうでしょうか?