オオハシのLINEスタンプはこちら

【IVRCを攻略する】Vol.3 – 企画書提出前に必ず確認したいこと5選 +α

パル@IVRC2015『ニョキニョキ豆の木』の中の人です。

IVRCシリーズ第3回は、応募書類の提出前に必ず確認しておきたいことをご紹介します。

(2020/08/01 追記)
今年以降、IVRCでは審査方式等に大きな変更があったようです。詳しくは公式の最新情報を参照してください。また、当記事はコンテスト形式の旧IVRCについて書かれたものですので、参考にする場合は十分ご注意ください。

1. 先行研究はきっちり調査したか?

普段の研究と同じように、新規性・有用性を確認しましょう。ここの作業が粗いと、作品の根本的な意義が不明確になり、後から迷走します。IVRCの過去作品はもちろん、論文も探してみましょう。

2. 審査基準を満たしているか?

審査のポイントは、IVRC公式サイトにて以下のように提示されています。

  • 新規性

    提案者もしくは他者によって過去にまだ実現されていないこと、あるいは過去に類似の研究・作品がある場合は適切に引用し差分が明確にされていること。

  • 技術的チャレンジ

    作品の実現において達成すべき目標が明確にされていること。それを達成する新しいアイディアが提案されていること。その実現方法が具体的に提案されていること。

  • 体験のインパクト

    体験者が体験できる内容が明確になっていること。ぜひとも体験したいと思える内容であること。国際的なステージにおいて専門家を魅了する、あるいは家族連れなど広く一般の観客が楽しめること。

    出典:IVRC2017公式ホームページ

企画書では、これらのポイントをきっちり押さえましょう。

3. ネーミングは適切か?

作品名は長く使うものなので、じっくり吟味して決める価値はあります。
慶應大・杉本研究室のこちらの記事も参考に。

企画について注意すべき点 – IVRC Memo

投稿の際のスペルミスにも気をつけて!

4.「バーチャル」を「仮想」と訳していないか?

なんで仮想じゃダメなの?と思ったあなたは、今すぐこの本を読みましょう。

バーチャルリアリティ学

IVRCに出るなら、まずは第1章だけでも読み始めておくことを強く推奨します。VR研究の第一人者であり、IVRC実行委員長でもある舘先生方の著書で、VRという概念を体系的に学ぶことができる数少ない入門書の1冊です。とはいいつつ、我々も最初の企画書に「仮想空間」という文言を使ってしまった黒歴史があるのはここだけの話。

5. 投稿料は振り込んだか?

郵便局の営業時間を考慮しないと、最後の最後で詰みます。余裕を持って振り込みましょう。これ大事。

+α 審査員の先生方のtwitterをサーチ

VR界隈の先生方、結構twitterにいらっしゃいます。IVRC期間中は、アドバイス的なツイートもたくさんされているので、チェックしておくと有益な情報が手に入ります。

例えば、こんな感じ。

東大・稲見先生の、企画の留意点についてのコメント。

神奈川工科大・白井先生の、基礎的トライに関するおすすめ記事。

という風に、IVRC期間中はハッシュタグ「#IVRC」をチェックしておくといいことがあるかも。

まとめ

以上のポイントは、最低限押さえておくと吉。締め切りが近づくとどうしても焦ってしまいますが、冷静に優先順位を決めて、確実に提出しましょう。がんばれ〜〜

スポンサーリンク