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山の上ホテル滞在記 3

厚手のカーテンをぴったりと閉め切っていたので、朝日は入り込まなかったけれど、自然と目が覚めた。大きなベッドをひとりでぜいたくに使って、よく眠れた気がする。時刻は朝八時を回っている。山の上ホテルのチェックアウト時刻は正午。かなりゆっくりできるけれど、今日は用事があるので十一時頃には出たい。そろそろ準備して、朝食へ行こう。

▼ 部屋着の浴衣も山の上ホテル。

山の上ホテルは、朝食の美味しさにも定評がある。和食か洋食が選べて、事前に希望すればルームサービスもしてもらえるらしい。朝は胃腸にやさしいものがいいな。ということで、今回はお粥を目当てに和食を食べに行くことにした。

和食の朝食はてんぷら屋。職人さんはランチの準備中。がらんと空いた店内で一人朝食をいただく。

赤出汁、香の物、煮物、刺身、鮭、さつまいもと豆の甘煮、おひたし。品目は多く、それぞれの量は少なめに。いろいろのものを、少しずつ食べられる配慮がなされている。

お目当てだったお粥。お米がおいしい。これも盛りが少なめなのも嬉しかった。おかわり自由だそうだ。付け合わせの山椒ちりめんじゃこをかけて食べると、ほどよい山椒の香りがふわっと広がる。

うわさに違わずおいしい朝食をいただき、大満足でチェックアウトした。

山の上ホテルでは、東京らしからぬゆったりとした時間を過ごした。昨日登ってきた坂を下ると、夢から醒めて現実世界に戻ってきたような感覚になる。

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