オオハシのLINEスタンプはこちら

【SXSW2017 レポート】vol.1 基本編:SXSWに行こう!渡航と情報収集のいろは

3月に米テキサス州オースティンで開催されたSXSW 2017に、出展スタッフとして参加してきました。出展先の属するInteractive部門を中心に、いろいろ見て回ってきました。まだSXSWに関する日本語の情報は限られているので、現地で得た情報を記録しておこうと思います。これからSXSW(特にInteractive部門)に行ってみたい、あるいは行く予定のある方の一助になれば幸いです。

(2021/04/23 追記)
当記事の内容は、新型コロナ禍以前の2017年時点での情報です。最新情報はSXSW公式からの発信を参考にしてください。

SXSWとは?

SXSWとは、毎年3月にアメリカのテキサス州オースティンで開催される音楽・映画・インタラクティブの大規模イベントです。SXSWは「South by Southwest(サウス・バイ・サウスウエスト)」と読みます。日英ともに「South by(サウス・バイ)」と略して呼ぶことも。

1987年に音楽祭として始まり、現在はMusic、Film、Interactiveの3部門で構成されています。Interactive部門の始まりは比較的最近のことですが、現在は日本企業も多数参加しています。「IT業界のパリコレ」とか言われているようです。

▼ こちらSXSW公式サイト。
SXSW Conference & Festivals

SXSWに参加するには

SXSWに参加するには、バッジ(入場パス)が必要です。これがかなり高価なのですが、早割があります。できるだけ早く購入するのがおすすめです。バッジは、以下の5種類あります。

  • Platinum
  • Music
  • Film
  • Interactive
  • SXSW EDU BADGE

5つのバッジは、それぞれ有効期間や、入場規制時のプライオリティが異なります。

例えば、Interactiveバッジは、Interactive部門開催中の全期間をカバーしている入場パスです。Interactiveバッジを持っていると、Interactive部門の展示・イベントだけでなく、期間のかぶっているMusic部門の各種イベントにも入場することができます。

しかし、Music部門の会場で来場者が多く入場規制がかかった場合の優先順位は、Platinumバッジ・Musicバッジの所持者が第1位となります。つまり、Music部門の人気イベントには、Interactiveバッジでは入れない可能性が高くなります。どの部門のイベントにも優先的に入場したい場合は、Platinumバッジを手に入れましょう。

おすすめは、できるだけ早く申し込んで、早割のPlatinumバッジを手に入れることです。今回は、渡航が決まった時点でほぼ割引のきかない時期であったため、Platinumバッジは断念。Interactiveでの展示のために行くので、Interactiveバッジを購入しました。

バッジは、出展者が自分の出展場所以外で、展示を見たりイベントに参加したりする場合にも必要になります。バッジなしだと出展会場以外でほとんど身動きが取れなくなるので、出展者としてSXSWに参加する場合でも購入を強く推奨します。

SXSW出展の経緯

Sony WOW Factoryにて展示のRez Infinite – Synesthesia Suit。これにコラボレーションする形で、大学院での研究成果を持って行きました。というわけで、今回の渡航は一応出張という形になります。産学連携のプロジェクトに参画させてもらえた結果、企業展示に派遣してもらえたという格好なので、出展側の学生としてはちょっと特殊なケースかと思います。Interactive部門に出展側で参加していた他の日本人学生の多くは、Tradeshowという枠での参加がほとんどでした。

▼ 振動で両手に触覚フィードバックする球を作りました。

渡航

2017年3月9日出国、18日帰国。アメリカン航空を使って、ダラス経由で行きました。成田からダラス・フォートワース空港まで11時間半、ダラスからオースティン・バーグストロム空港まで国内線で1時間。旅費は1人あたり往復で12万円弱でした。

SXSWを楽しむには、情報を収集しよう

SXSWでは、情報収集が要です。

期間中はオースティンの街のあちこちで、毎日数え切れないほどのイベントが目白押し。どこで何をやっているのか、どれに行けばいいのか…。毎年行っている常連の方ならまだしも、初めてでは全くわかりません。そんなSXSW初心者の方におすすめしたい情報源には以下のようなものがあります。

SXSW公式アプリ

必須アプリと言って良いでしょう。なんとなく歩いていても何も見れないので、ちゃんとプランを練って回るのが重要。とりあえず公式アプリ入れておきましょう。

Facebookグループ

SXSW公式はもちろん、日本から参加する人のためのグループがあるので、検索してみてください。現地の最新情報を日本語でチェックできるので、とても助かります。見どころなんかもここでチェックできます。ちなみに今年は「会場で配布されたリーフレットが、なぜか帰りの空港の受託手荷物検査に引っかかるので、機内持ち込み手荷物にしましょう」という注意喚起があって、とても助かりました。一説には、使っているインクのせいだったとか。しかしあれ何だったんだろう…。

過去の参加者

今回の渡航チームには前年参加者がいたので、いろいろ教えてもらえました。一度来たことのある人の情報はかなり助かったので、周りにいるなら、言うこと聞いておいたほうがいいと思います。Facebookグループから交流していくのもアリですね。

まとめ

事前のリサーチと現地での情報収集が鍵です。SXSWを存分に楽しんできてくださいね。

続くvol.2の記事では、Interactive部門の展示レポートをしていきます。

スポンサーリンク