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【気胸治療記 part 2】入院2〜3日目:術前検査・手術説明編

当記事で2本目となる「気胸治療記」シリーズは、呼吸苦で救急搬送されて気胸が発覚し、手術を受けた筆者による治療日記です。入院中からInstagramの投稿で記録していたものをベースに、後日加筆・修正しました。

当記事で述べることは、あくまで一患者の体験と解釈に基づきます。医学的に正しい情報や表現であることを保証できません。

入院 1日目:満身創痍

満身創痍。何したかあまり憶えていない。たぶん痛い痛い言いながらずっとベッドにいた。徹夜明けで早朝から入院したので、病棟に落ち着いてすぐ起床時間で朝ごはんが出た。点滴とか採血とか受けながら、とにかく徹夜のダメージから復帰するために休んでいた。

主治医の先生とお話しして、早速明日手術になるかも、早い方がいいでしょ、という話が出ていた。一応夕食後絶食。

慣れたくないけど、手術もこう続くと*1手順は慣れてしまった。

入院 2日目:手術日決定・手術説明

結局、手術日は水曜に決定。とはいえ暇というわけでもなく、リハビリに婦人科に、いろいろやることはあるようだ。

理学療法士さんが来てリハビリ。別の病院で治療中の膝のフォローをしてくれた。総合病院の連携すごい。屈曲確認と歩行器訓練。

胸部レントゲンを撮ったあと、主治医から手術説明があった。データや症例を提示しながら、淡々と非常に丁寧な説明をしてくれた。

手術の必要性は救急で受けた説明通り、明らかに肺に薄い風船(ブラ)があり、今回手術を回避しても再発リスクが高いこと、さらに、救急での処置後に一度止まった空気漏れが、再度起きていてそれが止まっていないということ。非常に簡潔でわかりやすかった。

泰然自若という言葉がぴったりくるような主治医。無駄のない喋り方をするけれど、患者の不安はしっかり取り除くよう真摯に対応してくれる。この先生に診てもらえたことは、本当に不幸中の幸いだったと思う。全幅の信頼を置けると再確認し、正式に手術に同意した。

女性の気胸には月経関連の特殊なタイプがあるため、主治医の指示で、念のため婦人科も受診することになった。総合病院の連携すごすぎる。

即日外来にねじ込んでもらって、婦人科を受診。とりあえず問題は無さそうだったけれど、念には念を押して、明日一応MRI。

入院3日目:造影MRI

朝からMRIを撮りに行った。整形の普通のMRIとは違う。造影剤と、内臓の動きを抑える筋肉注射。痛いMRIは初めてだった。

撮るときは筒状の狭いところに入っていくので、閉所恐怖症にはすごくつらい。しっかり目を瞑っていないと具合悪くなりそう。検査前に閉所恐怖症傾向があるのを申し出ておいたので、通常より筒内を明るくしてくれるなどの配慮はあったけれど、途中でうっかり目を開けてしまって、目の前にある低い天井を見てしまい、正気を保つので精一杯だった。

終了後、別途、腰だか胸だかのレントゲンを撮った。

手術前日ということで、いろんな方が病室に訪れた。薬剤師さん、麻酔科医の先生、呼吸器外科の先生たち、主治医の先生。みんな優しくこちらの不安をケアしてくれて、とてもありがたかった。

膝の一件で、まな板の上の鯉なってしまえば深く考えずに時が過ぎるのを待てばいいだけと覚えた。あとはお願いします…!

*1:この件のちょうど1ヵ月ほど前に、半月板損傷で膝の手術を受けて、人生初手術を経験したところでした。

 

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